ピーターリンチの式

ピーターリンチの式とは

 PERが安い銘柄を購入するのがバリュー株投資の基本ですが、毎年高い成長率を達成する企業の場合、つねにPERは高い位置で推移し、買い時がないという状況になります。そこで企業の成長性に合わせてPERを修正する必要があります。

 会社の活動を通しての総合的な利益である経常利益の成長率に配当利回りを加え、それをPERで割ったものをピーターリンチの式といいます。

 以下の式で表されます。

 ピーターリンチの式 = (経常利益の平均成長率 + 配当利回り) ÷ PER
経常利益の平均成長率 = [{(前期経常利益 ÷ 二期前経常利益 × 100) − 100} + {(当期経常利益 ÷ 前期経常利益 × 100) − 100}] ÷ 2

 この式で計算された結果が1.5以上であれば、PERが高くてもそれを上回る成長を遂げていると考えられ、株価としては割安であるといえます。

 ただ経常利益の成長が止まったとたんに、高PERの説明が付かず、株価が急落する可能性もあることを忘れてはいけません。

将来的な収益力

口座開設数ランキング