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信用売り残とは、信用取引の売りの残高の事を指します。
信用売りとは証券会社から株券を借り、その株を売ることです。後日またその会社の株を買ってきて証券会社に返す必要があり、その時の購入価格が売った時の価格より低ければ儲けが出ます。つまり株価が下がればその分だけ儲けが出ます。
信用売りを行っている人が多くなれば、その売りの残高はどんどん大きくなっていきます。
信用売りも信用買いと同様、基本的には半年以内にその取引を清算する必要があり、信用売りを行っていれば半年以内にその株を買う必要があります。
つまり信用売り残が大きくなっていくと、近い将来大量の買いが発生することになり、株価の上昇要因になります。
株価が上がっているのに信用売り残が大きくなっている場合は、信用売り解消による買いも将来見込まれるため、需給状態が良く、さらに上がっていく可能性が高いといえます。
この信用取引の残高は毎週火曜日夜に更新されるので、証券会社のホームページ等でチェックしてみましょう。
証券会社もそれほど多くの株券を保有しているわけではないので、どこかから株券や資金を調達する必要がありますが、その調達先が日証金という会社になります。
証券会社のホームページの信用取引残高の欄には「日証金」という欄もありますが、これは日証金による資金や株の貸し出しの数値が記載されており、信用取引残高の一部を構成しています。
こちらは毎日更新していますので、日々の取引の参考になります。
信用売りは証券会社から株券を借りてそれを売る手法ですが、信用売りのための株数が不足してくるとなかなか証券会社が株を貸し出せなくなってくるため、逆日歩といって信用売りをやっている人から日々お金を徴収する制度があります。
株券の不足度合によって逆日歩の金額は高くなっていき、高くなれば信用売りを解消する人が増えるため、株券の不足が解消されていくという仕組みです。
逆日歩がついているということはつまり信用売りが多く入っているということで、こういう銘柄が暴落した場合は信用売りの解消(つまり買い)が多く発生するため、株価が上がりやすくなり、買いのチャンスとなります。