バリュー株投資とは

バリュー株投資について

 さていざ株を買うということを決心したとき、どういう会社の株を買うのでしょうか。自分で選んで最初に買う株としては、有名な会社で、これからどんどん成長していくというイメージの強い会社を選ぶ事が多いのではと思います。ただそういった会社の株価はすでに高くなっていることが多く、また成長する企業というイメージが崩れると株価が急落するというリスクもあり、総じてハイリスクハイリターンです。

 典型的な悪い例を上げれば、社長が良くテレビ等に出演して成長する企業というイメージを作り上げていたライブドアという企業があります。こういった企業の株価は、何か悪いきっかけがあると、奈落の底まで一気に突き落とされます。こういう会社の株を買ってしまうのは、株初心者が陥りやすいワナなのです。 (ライブドアはちょっと極端な例ですが・・)

 ではどういう会社の株が初心者向きといえるのでしょうか?

 「会社の現在価値」および「将来的な収益力」に比べて、株価が安く放置されている企業の株、つまりバリュー株こそ、初心者向きの株と言えると思います。バリュー株には以下のような特長があります。

  1. 下値不安が少ない
  2. 毎日株価をチェックする必要がない(株価変動の幅が少ないため)
  3. 配当利回りが良い(場合が多い)
  4. リターンが高い

 1,2の要因から、株取引を過度に気にすることなく、毎日安心して生活できますし、3,4の要因から、安定した高い収益を得ることもできます。

 バリュー株を探すには、「会社の現在価値」「将来的な収益力」を分析する能力が必要となります。

SBI証券に口座を開けば東洋経済社の会社四季報を無料で閲覧することができ、またPERなどの株価指標による銘柄検索ができますので、バリュー株発掘の役に立ちます。(SBI証券口座開設方法はこちら

 2章では、主に会社の現在価値に注目した分析法、3章では主に将来的な収益力に注目した分析法について解析します。

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