IPO投資法

IPO投資法について

 IPO(新規公開株)とは、今まで株式市場に株式が流通していなかった会社が、証券会社を通して株を株式市場に流通させることをいいます。つまり、今まで株式市場で売買されていなかった会社の株が、新たに市場に出回るわけです。

 このイベントを取り仕切るのが主幹事を務める証券会社です。主幹事の証券会社は、他のいくつかの証券会社と連携して、これから新規公開する会社の株式を、その会社の代わりに売り出します。

 このとき売り出される価格が公募価格で、 一般投資家はこの公募価格で株式を購入することが可能になります。ただこの時売り出される株式は数に限りがあるため、希望者全員が変えるわけではなく、抽選の結果当たれば購入することが可能になってます。

 一通り株式が売り出されると、今度は株式市場を通じての取引が始まります。この一番最初の取引で決定された値段の事を初値といいます。

 最近では、公募価格より初値のほうが大幅に高くなることが連続しておきており、そのため新規公開株は公募価格で買って初値で売ればそれだけで大もうけをすることが出来てしまいます。

 2005年の例では、4月に新規公開した「ぐるなび」が、公募価格90万円、初値240万円となっており、公募価格で買って初値で売ると、それだけで150万円も儲かることになります。ただこの事実はあまりにも有名になっているため、公募価格での買い付けの抽選はなかなか当たりません。

 IPOの主幹事を務める証券会社は、公募価格で売り出す株式の数も多くなりますので、ねらい目となります。IPOの主幹事を務めるには独特のノウハウが必要となるため、まだ歴史の浅いネット証券はあまり手がけていませんでしたが、最近ではネット証券でも主幹事を務めるところが出てきました。

 またメジャーな証券会社ではIPO狙いのライバル個人投資家が多いことから、マイナーな証券会社を利用しておくという事も効果的です。

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