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これまで個人で外貨を保持していることはあまり一般的ではありませんでした。それはなぜかというと、今までは日本という国が成長過程にあり、日本の通貨「円」の価値がその他の通貨に比べて強くなっていったからです。世界基準の通貨である「ドル」との交換レートを見れば、このことは明白です。より少ない日本円で、より多くのアメリカドルと交換できるようになってきたことがわかります。
【ドル⇔円交換レートの推移】
1949年〜1970年 360円
固定相場制の時代
1971年 360円
ニクソン・ショックによる固定相場制の終焉
1985年 230円
プラザ合意による、円高ドル安基調の日米間の合意
1987年 140円
ルーブル合意による、ドル安路線の停止措置
1995年 79円
戦後最高値
2013年 90円
バブル崩壊までは順調に国際的な競争力を高めてきた日本ですが、今後はどうなるでしょうか?信頼の置けない政治、少子化、年金/医療問題など、たくさんの問題を抱えており、このまま順調に成長していくと思うのは少し楽観的かもしれません。そのため、今後「円」だけで資産を形成していくことはあまり得策ではなく、外貨建ての資産運用をしていくことが重要になってきます。
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